『おむつに始まりおむつ終わる』
こんにちは、つさです。
今日はおむつのお話です。
(おむつケーキ)
脊髄小脳変性症の母(かーこ)と愛犬トイプードル女の子(そらちゃん)と一緒に暮らしています。
以前、アウトレットに買い物に行った時の話です。
土曜日だったんですが、結構人も多くトイレに行くと沢山の人が並んでいました。
そこにはベビーカーに子供を乗せたママさんが並んでて、その人の番になったんですが…
そのママさん、ベビーカーを押して空いたトイレへ…
ベビーカーはどうするのか、子供だけ連れて入るのか見ていたら
ドアの前にベビーカーごと子供を置いたまま、自分はトイレの中へ入ってしまったんです。
すると、ベビーカーに置き去りにされた子供、3歳くらいの女の子
可愛い声で
「ママ~!私もおしっこするぅ~」
すると中のママは
「“おむつ”にしなさい!」
「いやや~!私もトイレでする~」
と大きな声で訴えている。
するとママさんも中から、
「そこで“おむつ”にしなさい」という。
「いやや~!!!トイレがいい!」
と半泣きで粘っている。
が、ようを達したママさん
すっと出てきて
ベビーカーを押して出口の方へ…
「いやや~おしっこしたい~」
とわめいている子供を無視ベビーカーを押して出て行ってしまった。
可愛そう…
一緒に入ってさせてあげれば良かったのにね。
とは言うものの かーこも誰もいない日中や夜は“おむつ”をしている。
でも私が居るときは、トイレに行きたがる。
表に出掛けた時も
「“おむつ”にすれば?」って思うけど
トイレに行きたいという。
そりゃ~そうやんね。
もし自分やったら…と置き換えたら、
やっぱりトイレに行きたいよね。
でも、寝る直前はもう 睡眠導入剤も飲んでるし足がふらつくし、ビール飲んでる時もあるし、で!
「“おむつ”にすれば?」って思うけど、ベッド横のポータブルトイレにする。
いくら近くとはいえ、ふらつくので危ないから“おむつ”にしてほしいが
女王さまは聞いてくれない。
夜中にポータブルトイレの蓋を開ける音がすると!
そらちゃんが心配して?
かーこの部屋に行き「扉を開けて!」とカリカリする。
「寝る前にしとこうと思って」
「もう薬飲んでるから、気を付けてね」
お手伝いして、やっと寝る支度できたかな…
聞いた話しですが、介護士の方は最初に自分も“おむつ”を使ってみて、気持ちのいいもんでは無いことを体験するとかしないとか…
介護する側にしたら時にはおむつの方が楽な場合があります。
でも、自分でトイレに行きたと言う
気持ち!
その気持ち
とても大事やと思います。
リハビリも大変ですが、「もういいわ」と思ってしまったら終わりですよね。
流石!!かーこ女王さま
プライド!
デリカシーは決してなくせません。
強い意志!負けん気の根性もあります。
女子力も忘れません。
私もしっかりその考えを尊重して出来るだけその考えに寄り添いたいと思っています。
皆歳をとります。
『おむつに始まりおむつに終わる』
前に見たブラッドピットの映画
【ベンジャミン・バトンの数奇な人生】
を思い出しました。
主人公、生まれたときはお爺ちゃんで歳と共に子供になっていく…
お爺ちゃんと、女の子(8歳位)が出会い仲良くなるんですが、お爺ちゃんは若返り
女の子は成長して女性に…
ちょうどピッタリの20歳位、でもそのあとは女性は歳をとっておばさんに
男性はイケメンの遊び盛りに…
すれ違う二人
でも、最後はお祖母ちゃんになった女性が、赤ちゃんになってしまった男性を抱っこして面倒を見てるんです。
良い映画でした。
この映画みたいに、かーこが可愛い子供になってくれたら楽なんですけどね。
今は、せめて赤ちゃんのよだれかけで可愛くしています。(*^-^*)
身長148センチ、体重45キロ位の小さい女王さまですが、私にとってはやっぱり重い!
今日のそらちゃん♪