「四苦八苦」を「四喜八喜」に。
四苦八苦(しくはっく)を考える。
仏教用語で本来は人間のあらゆる苦しみのことをいう。
四苦は「生老病死(しょうろうびょうし)」のことで
人間の逃れられない必然的な苦しみ
・生まれる
・老いる
・病気
・死
八苦は生老病死に次の四苦を加えたもの
・「怨憎会苦(おんぞうえく)」=怨み憎む人と出会う苦しみ
・「求不得苦(ぐぶとくく)」 =求めるものが得られない苦しみ
・「五陰盛苦(ごおんじょうく)」=存在を構成する物質的・精神的五つの要素に執着する苦しみ(人間として味わう精神的苦しみのこと)
と合わせて八つの苦
目次
「愛別離苦(あいべつりく)」
・愛する人と別れる苦しみ
人は皆 いいえ 人だけでは無く、生きている物すべてがいつかは死にます。
山や川、海、木や花、形あるもの全て永遠ではありません。
いつも変わらないように見える海や川も 一滴の雨で 一秒前の海や川ではないんですよね。
変わっていってる。時間は進んでる。過去には戻れない。
未来には行けない。今ここだけが「現在」
昔と違い人の寿命は延びています。でも、いつかは皆 亡くなります。
身近な人との別れは凄く辛いものです。
でも、毎日 誰かが身近な人を亡くし、悲しんでいるでしょう。
これまでに沢山の別れがありました、おじいちゃん、おばあちゃん、
おとーちゃん、飼っていた犬や猫やヤギ、鳥、金魚など。
私は24歳の時に初恋の人を交通事故で亡くしました。
その人には16歳でお付き合いをして、18歳の時に振られてしまいました。
振られてしまいましたが、ずっと友達でした。
彼は24歳の3月23日仕事でトラック運転中事故で亡くなりました。
対向車線にトラックが突っ込んできて、正面衝突でした。
足が挟まり、苦痛だったようですが加害者に「大丈夫です。」といっていたそうです。
優しい人でした。
前日、遊びに行こうと誘われたのですが、体調が悪く行けなかったんです。
今でも悔やまれます。
(当時2千円貸してたのに彼もお金も帰ってきません。^^;)
その時から、誰かと別れるときは気持ちよく、後悔しないように別れようと思いました。
たとえば、身近な友達や家族、と些細なことで喧嘩しても そのまま仕事に出かけたり、別れたりするのは嫌なんです。
縁起でも無いことですが、後悔はしたくないですからね。
かーことも喧嘩になることがありますが、必ず私が謝っているようです。
悪くなくても謝るのでは無くて、悪かったので謝ってます。
言葉では言いにくいので大概は置き手紙かな。
お昼お弁当の横に置いておきます。
ちゃんとホ・オポノポノ守ってます。!(^^)!
で、本文に戻すとみんな 愛する人と別れなければ ならないと云うことです。
大好きなかーこもそらも、そして私もいつかは死んでしまうんですね。
「怨憎会苦(おんぞうえく)」
・怨み憎む人と出会う苦しみ
今のところ有り難い事に 余り怨んだり、憎んだりする人は居ないので幸せです。
が!もちろん 気が合わない人、好きになれない人は居ます。
職場でも、理不尽に自分のせいにされたりして嫌な上司もいました。
その人がいた時は毎日、その人の顔を見るだけでビクビクしながら気を遣ったり、オドオドしたりでした。でも、ある日 友達Bさんにある言葉をもらいました。
「自分が変わらないと 相手を変えることは出来ないよ!その人と会うときに構えすぎやな。
柔らかい自分になって、深呼吸して。
その人と自分のやり取りを観ている別の人のように、客観的に、冷静になって。」
そーかぁ。気の弱い私ですが、火事場の馬鹿力は出るタイプなので、
開き直ったら結構強いんですよ。
そこからは、普通に接することができる様になりました。
基本、ご機嫌取りはやめます。気の合わない人いるモンなんです。
みんなに好かれるのは無理なんですよ。(^-^)
?夫婦も神様が? 一番相性が合わない人と結婚させるとか、どれだけお互いを理解して連れ添っていけるか、なんですって。徳を積むため上手くつきあわないとね。
私はダメでしたが(勿論、最高の人と出会える方もいますよね。)
「求不得苦(ぐぶとくく)」
・求めるものが得られない苦しみ
人間は沢山の欲を持っています。欲が無いと生きてもいけませんが、
人間には108の煩悩があると云われてますよね。
欲と云えば、まず生きていくために食欲、睡眠欲、物欲、性欲、 などなど
私は物欲が強いのか、物が捨てられない人で困ってます。
食欲も今はありますし、美味しいものを食べたいといつも思います。
また、綺麗でありたいとか、目が一重なんですが二重になりたかったとか。
健康な身体が欲しいとか。
極端に言って「若返りたい。」なんてのは、絶対無理なものですね。
”もっと、もっと” って欲張りな私ですが、そんな欲が出たとき一番苦しいです。
自分が嫌いになって、苦しいですね。
最近は真剣に考えています。
終活をせねば!
私はちょこちょこ病気が有り、今年は2度も救急車で運ばれ、いつ この世とお別れになるかも知れません。
まだまだ、逝くわけにはいかないのですが 周辺は片付けないといけないと
つくづく思いました。
一応、終活ノートを作って大事なことは書き留めています。
掃除が苦手な私、誰か助けて欲しい。。。これも欲でした。^^;
「五陰盛苦(ごおんじょうく)」
・存在を構成する物質的・精神的五つの要素に執着する苦しみ
(人間として味わう精神的苦しみのこと)
五つの要素(五蘊)、五陰つまり
色・受・想・行・識
(身体・感覚・概念・心で決めたこと・記憶)のそれぞれに執着することが苦しみと説いているのであり、この五つの要素そのものが苦だと説いているわけではないそうです。
五陰が盛んとは、健康な証拠ですが この健康が苦しみになるという意味のようです。
なんと「元気を持て余す」という苦悩だそうです。
元気な若者は元気を持て余しているのでしょうね。
若い時は「五陰盛苦(ごおんじょうく)」で苦しみ、歳をとれば「求不得苦(ぐぶとくく)」で苦しむ。どちらにせよ苦しみがついて回りますが、
そこは、般若心経でといているように、全てが「空(くう)」である。
「あらゆる物体には実体は無い。」という真実「空」
まとめ
私は病気のせいか、心の洗浄のためにいろい本を読んだり、お坊さんの言葉を聞いたり。座禅をしたり。それなり努力しました。
いつまでたっても、雑念だらけの私ですがね。
「四苦八苦」を「苦」と思わず。全ては「空」と悟り。
「四苦八苦」を「喜」に変えて「四喜八喜」にしていきたいものですね。
「自己を見つめて、本来の自分に気づく」
今年の反省をして、来年の抱負を考えたい時期ですね。
老後の生き方、死に方についても考えていきたいと思います。
ブッダの小説 子供の頃からの物語で読みやすくとても良い本でした。
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